月を愛でる

道後公園では、毎年10月上旬から中旬の土曜日に観月祭が行われます。
たくさんの出店やパフォーマンス、アート作品が並び、公園は多くの人でにぎわいます。
写真は作品のひとつ、傘アート。
鮮やかな色の和傘と月明りを模したライトが組み合わさり、淡い幻想的な風景が広がります。

観月祭とはその名の通り月を愛でるお祭り。
秋になると空気が澄み渡り、月が美しく見えることから、平安時代には観月の宴が行われるようになったとか。
時代が下ると秋の収穫祭とも重ねられ、江戸時代には広く「お月見」として親しまれるようになりました。

道後公園はその昔、湯築城というお城でした。
その名残を残す巨石群の近くからはたくさんのお皿や盃が発見されています。

自然の恵みへの感謝とともに月明りを楽しむ。
季節に対する私たちの感受性は、今も昔も変わっていません。

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