市穏軒というお寺の裏手に、「おじのっさん」と呼ばれる小さなお社があります。
お社を守るようにして立つ椿の木の下に、古い五輪の塔と墓石らしき石が。
これらは、中世に伊予国を支配した河野氏に縁のあるお姫様と、お姫様をお守りする守護衆のものと伝えられています。
詳細を記した記録はなく、長い年月を経た五輪の塔は苔むし、石の碑銘は磨り減って今はもう読むことはできません。
彼女たちにはいったいどんな物語があったのでしょうか。
ひっそりとたたずむおじのっさんは、地元の人たちに今でも大切にお祀りされています。
(私有地内にありますので、訪れた際には住民の方の迷惑にならないようにしてくださいね。)
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