白蛇の神様

道後公園の運動場側、巨石群のちょうど裏手に、白蛇をお祀りした神社があります。

岩崎神社というその神社は、地元の人たちからは「みーさん」として親しまれています。

建立されたのは今からおよそ800年前。
祭神である「白人明神小千命(うらとみょうじんおちのみこと)」は、中世に伊予国を支配した河野氏の始祖といわれています。

この「小千命」は俗に「白蛇」と呼ばれていたとのこと。
「白人」の「白」は、「白い蛇」から来ているのかもしれません。

中国では蛇のことを「小龍」ともいい、とても縁起のよい生き物だとされています。
脱皮を繰り返して成長していく様子から、生命の源を象徴する蛇。
蛇を祀った神様には、長寿や子宝、出世、財運にご利益があるといいます。

その蛇の中でも、白蛇はもっとも高い霊力をもつ存在。
夢の中に白蛇が出てくると、運気が最高潮に高まっている証拠なのだとか。

道後温泉に来た際には、一度お参りをしておきたい神社のひとつですね。

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